私もそうでしたが白内障の手術をする時にはいろいろやっぱりネットで調べてみます。
目医者さんが色々書いてる 自分の院の宣伝の為の情報を書いているサイトはたくさんあるのですが、 実際の体験記が少ない。
そこでこれから白内障の手術を受けられる方のためにこんなことがありましたという体験記を書いてみたいと思います。
まずはじめに
もともと若い時からコンピューターをずっと見ているという仕事が長いために老眼が早く進むのかも知れません。
40代後半の頃に、 ある大ホール(市民会館)での司会を頼まれた時に、 司会者のテーブルの電気が薄暗く原稿を読むのですが字がぼけて良く見えないということもありました。市長などがいる 大きな団体の大会で字がボケてわからず大失敗したことがありました。
それ以来、常に遠近の老眼鏡を失敗しない様にかけるということをしてきました。
その後
老眼が進むと同時に 私の場合左目が 白内障になったらしく ものを見にくいという現象も出てきました。
昼間は結構いいのですが 夜高速道路を走っていると 道案内の文字がよく見えない。 その看板の下まで行って 車のスピードを落として よく見ないとわからないというような大変困った現象が出てきました。
いつも走り慣れてる道ならいいですが知らない土地に行くとこれが結構大変です。
右目は 問題なく見えていたので、 白内障ではないと思っていました。
ところが 総合病院の眼科で診てもらうと、 自分では見えてると思っている目も 白内障だと診断されました。
現状では 多少見にくいところがあっても、 メガネをかけていればパソコン画面とかスマホ画面などば見えましたので とりあえずは問題がないかなと思っていましたが、 これからしばらくすれば もっと白内障も進んでくるでしょうから 思い切って手術をすることにしました。
目をいじるということはやっぱり不安ですよね。 多くの白内障の手術をした方から本当によく見えるようになったということをよく聞いていますので期待をして手術を受けることにしました。
まず白内障の手術をするには 手術をする手術前に 精密な目の検査をします。 何か問題がないかのチェックをするんでしょうね。
その後手術の日の日程が決まり 手術をすることになります。
私が手術をした総合病院では 二泊三日の入院です。 日帰りで白内障の手術をしてくれるところもあるようですが そこの先生の言うには いろんな問題が出てはいけないので 最大の安全を ということで二泊三日の入院だそうです。
確かにその方が安心できますよね。
その病院の手術は 片目を二泊三日で手術をして、 その後2週間おいて 反対の方を手術をするというやり方です。
第1日目
朝9時に 予約してありましたのでその時間に病院に行きました。
実際は家族の方が同伴をするのが原則のようですが、 私の場合も家族の同伴ということを考えたのですが、 まあ目の手術だけですから 特に問題が無いと思い 私ひとりで行きました。
病院から入院の説明があり 病室に誘導されました。
手術は午後の予定ということでした。
朝食は自宅で食べてきたのですが 入院してからは何も食べてはいけません。 水は昼まではOK のようです。
昼少し前に 点滴が始まり 血管に水分を補給するようです。 脱水状態にならないようにですかね?
その後看護婦さんが瞳孔を広げる目薬を差しにきました。
ちょっとしたスケールを持って瞳孔がどのくらい開いてるかというのをチェックしながら 少し時間をおき目薬を何回かつけ、 瞳孔をしっかりと開けるようです。
その後手術の時間になると 看護婦さんが 車椅子を持って病室に現れました。 この時はまだ手術の前なのですが、 病室から手術室までは 車椅子で移動ということが 義務付けられているようです。
手術室に移動すると、 名前を確認され 手術台に 横になります。
血圧計がつけられ、 心電図かなんか測るようなものを体のあちらこちらにつけられ、 他の何かチェックするものも取り付けられたような気がします。
最初にまず 目の中を掃除をするということで 目を大きく開けられ 水みたいなものを流して 目の中を掃除をします。
中にあるゴミのようなものを取ってるようでした。
それから、両目に 何か薬のようなものをつけられました。
そこで私は不思議に思いました? 手術する方の目に何か薬をつけるのが分かるのですが 手術をしない方の目にも薬をつけるんです。
ちょっと気になったので聞いてみました「 なんで反対の方にも薬をつけるんですか?」
それは、その薬は 手術中に なんかの薬が飛んだ時に 目に入るとすごい痛いということらしいです。 その薬が間違って反対の目に入っても 痛くないようにという事で使うそうです。
しっかり顔面にはマスクみたいなカバーをしてまた飛び散らないようにテープで貼りますから まあそんなことはあまりないと思いますが でも最悪のことを考えて対処をしているのでしょうね 。
その後マスクをして、マスクを固定し、いよいよです。
次に器具を使って目をしっかりとおおきく開けた状態に固定されました。
薬により瞳孔が開いています。 そして目を閉じることができません。 そこに強烈な光があたるとものすごく眩しいです。
これから手術ですから仕方がないですね。 我慢我慢でした。
そこで眼科の先生と スタッフ一同(数名いました) が、これから手術を始めるという宣言がありスタートしました。
色々薬をつけた後、 これから麻酔をしますという宣言がありました。
最近ネットで見ていると麻酔は目薬で対応するというところが多いようですが、 この総合病院では 目薬の麻酔ではなく注射でした。
注射は確かに痛いです。 しかし時間的にはわずかです ものすごく痛いと言う感じではありませんでした。
我慢できる範囲かな。
その後の内容は自分では見えていませんので分かりませんが、 何かハサミで切るような音がしました。
もちろん目を開いてますので 真上には光があり 多少なんか 作業している様子がなんとなくボケてますが見えています。
その後なんか機械の音がして なんだろうなと思いましたが、 後で聞きましたら レンズ部分を吸引してるようですね。
丁寧に 綺麗に吸引してるようで 少し時間がかかっていました。
その後先生からこれからレンズを入れますと言う案内がありました。
どのようにやってるかということは本人には見えませんので分かりませんが、 レンズの入る前が ぼやっとしていた画像が はっきりではないですが よく見えるようになりました。
次に先生から これから縫いますと言う案内。
これから 切り開いた部分を縫い合わせるのでしょう。
もちろん今までの流れは麻酔がかかってますから痛くも痒くもありません。
しかしやっぱり目をいじっていられるというのは恐怖がつくものです。
それが終了すると先生から「はい、手術は終わりました」という案内
そして問題なく終わりましたよという一言がありました。
その後は目の上に分厚いガーゼを貼られ、 手術が終了となり 看護婦さんに また車椅子で連れられ 病室に戻ってきました。
この病室を出てから帰ってくるまでの間は30分くらいでしょうか? 自分では少し長く感じましたが実際はそんなに長い時間じゃないんですよね。
手術終わって1時間の間は安静にしていてくださいって言われそのまま横になっていました。
1時間過ぎてからは起き上がっても大丈夫ですと言われ、 遅い昼ご飯が出てきました。
昼ご飯といっても パン二つと バナナ一本と牛乳でしたが、 夕飯も近い時間ですから このくらいで十分でしょう。
でもこれ本当に美味しかったです。 お腹が空いていたからでしょうね。
その後はずっと安静していました。 時々看護婦さんが来て痛みはないですか 吐き気はないですか など巡回に来てくれました。
最初に片目を手術した時は、 全然問題がなかったのですが、 今片方の片目を 手術した後、 夕方6時頃になった頃でしょうか、 目を動かすと針を刺したように痛いんです。
症状としては目の中に小さな針を何本か入れられたような感じなんですよね。
看護婦さんに話をして先生に相談をしてもらったらとりあえず痛止めで対処しましょうということでしたので、痛み止めを飲みました。
その後は痛みもだんだん軽くなり 翌朝にはほとんど感じられなくなっていました。
多分原因は その痛みが出た時は 麻酔が切れた状態になり、 目を動かすことにより傷口に当たって 針で刺したように痛かったんでしょう。
と考えられます。
2日目
朝一番で診察。そして 目を覆っていた ガーゼが外されました。 問題なく見えました。
その後
1日に 4回目薬をつけます。 朝の8時昼の12時夕方の5時そして夜の8時です。 3種類の目薬があり 5分おきに付けます。
目がよく回復するように という薬なんですよね。 これは頑張ってつけなければなりません。
3日目
朝、先生の診察があり、問題が無いと言う事で午前中に退院となりました。
そして
一番気になるところは この手術をしてその後はどうになったかということです。
多くの皆様が本当によく見えるになったと言いますけど、それは間違いはないです。
景色が本当に綺麗に見えます。 こんなに景色って綺麗だっただとびっくりします。
またパソコンの画面で 写真を見た時に、こんなに綺麗だったのかともびっくりします。
次の話は、私だけの場合と思いますが
私の場合はもともとが遠くが見える目だったので 遠くが見えるというレンズを入れました。
先生の言うには そのレンズ設定しても 必ずしもそれが正確ではなく誤差があると言われました。
確かに私の手術した左目は 遠くを見えるレンズを入れたはずなのですが 中間が良く見えます。
よってあまり細かいパソコンの文字はだめですが 普通の文字の大きさ、 新聞の文字などすべて はっきりと見えるのです。
これは私にとっては大変喜ばしいことでした。
しかしすごい遠くを見た場合には いくらかボケるという症状があります。
(通常生活には全く問題ないボケです・視力検査してもらったら0.8とのこと)
そして 今一方の右目は 遠くにピントが合っています。 新聞の文字なのは少しボケてますが読めないことはないですが少し見にくいです。
(こちらの視力は1.2でした)
しかし両目で 左目が見ると左目にピントが合っているのでよく見えます。
結論的には遥か遠方の景色は右目ではっきり見え、 中間からちょっと手前の画像とか文字は左で目ではっきり見えるのです。
こういった右目左目のレンズを変えて入れるという方法もあるみたいでが、 結構違和感が生じるので あまりお勧めはしていないようですね。
私の場合はそれが現実となりました。
実はこういう具合がとても良いなということは手術をする前から希望を抱いていました。
そのようになるように手術をしたわけではないのですが 結論的にこのように右と左が違うという状態が出て これが大変便利なので 私は大変喜んでいます。
この左右に違いに違和感がないかと気にすると、確かに少し違和感はあります。しかし気にしないでいると問題ない範囲です。
多分慣ればほとんど問題ないと思います。
今までパソコン作業をする時は 老眼鏡をかけないと全く作業ができませんでした 手術後は全く眼鏡の必要がありません。
ただし、本当に近間を見るときは老眼鏡があった方が良く見えます。当たり前ですが・・・・
また車に乗った時に メガネをかけないと ナビゲーションなどの地図を見た時にボケてよく見えなかったので遠近両用のメガネをかけていたのですが、この手術が終わってから それもはっきり見えますので メガネがなくても全然大丈夫です。
自分で白内障の手術を体験してみて 本当に素晴らしいですね 感激しました。 こんな技術を開発してくれた方々に本当に感謝します。
私とちょうど一緒に手術をした方がいるんですが、 その方は結構白内障がひどかったようで、 手術した後は まるっきり世界が変わりましたと言ってました。 そして自分も人生が変わるような気がするということも言ってました。
思いつきで書きました。 内容的には病院によっても違うでしょうしまた先生によっても違うでしょうから 単なる参考としてください。
※補足
手術にあたり本当はご家族の方がご一緒の方が、入院、退院時に付き添われる方がいた良いと思いますが、まあ一人でもなんとかなります。
ただ、退院するときは、瞳孔を開いて、検査するので、それで帰ろうとすると、外に出れば明るすぎて、眩しく危険です。
ドクターも車の運転などはしていけませんと警告します。
それを防ぐために少し濃いめのサングラスがあれば対処可能です。
私はそうしました。
日帰りで手術される方は片目になりますから、絶対に介添え者が必要です。一人では無理ですよ。
そうそう、私の目の手術をしてくれた先生は美人の素敵な女性の先生でした♥
※掲載した写真はイメージです。