雪の上また氷の上でタイヤの滑るというのは、タイヤと接地面の雪との間に水の膜ができるそれにより滑るそうです。その水膜がなくなれば滑らなくなるということらしいです。現実にアラスカとかものすごく寒い地方では、その水の膜も凍ってしまうので滑らないそうです。
その水の膜を除去するとすべらないのですが、日本ではそうはいきません。その水膜を除去する構造になっているタイヤがスタッドレスタイヤなのです。ですから雪国の人達は冬になると必ずスタットレスタイヤを装着します。
普通タイヤも雨降りの時に滑らないように、水を除去する構造にはなっているようですが、スタッドレスタイヤのように雪上では十分な効力ありません。それは通常の道路でグリップ力を強めるためにで、雪上の対策はしてないようです。
もう随分前ですが、どこかのメーカーが忘れましたが、タイヤの正面から見て、半分が普通タイヤ、半分がスタッドレスタイヤというものがありましたが、現在は聞いたことがありません。一度そのタイヤを履いて運転したことがありますが、結構雪が降っても走行できたことを記憶しています。
さて本題ですが
雪国の人達は雪の上氷の上運転に経験がありますので、それなりきの運転をしますな、特に力の経験のない方の方々は雪の上の運転は大変でしょう。(それなりきの運転とは、滑だろうと予測して運転します)
まず第一の最良の方法は、雪が降ったら運転しないことです。特にスタッドレスタイヤなどを持ってない方は絶対にその方がいいです。
普通タイヤでは雪の上は一切運行することができないということを頭の中に置いておいてください。
次には普通タイヤの場合は必ず、必ずタイヤチェーンを持ってることです。このタイヤチェーンはタイヤに巻いて、タイヤが滑らないようにする道具ですが、それだけではなく、例えば車がどこかに突っ込んでしまって牽引用のロープが必要な時、このチェーンをつなげると牽引ロープが代わりになります。
ですから車のチェーンはゴム製のネット上のものとか、その他の簡単に取り付けられるというようなものではなく、通常の鉄でできているタイヤチェーンを購入して持っていることが最大の武器です。
それと絶対に持ち合わせていたいのがスコップです。なぜかと言うと、ある程度 積雪になるとタイヤの前に積もった雪が抵抗になり前に進めなくなります。進む方向の雪をかくためです。
また少し多く雪が降った場合は、車の底まで雪がつくことがあり。それによって動くことができなくなります。それを除雪するためにもスコップは必要です。
もちろん雪の道路ですからスピードを出せませんが、普通タイヤですとちょっとの上り坂でももう滑って登れなくなります。惰性がついている時はそれでもなんとか上ることができますが、一旦止まったらスタートできなくなります。そのためにもできるだけ止まらないことを心がけてください。
ゆっくりとゆっくりと上り坂を止まらずに登っていく、これが一つの方法です。
後輪駆動の車の場合はできるだけ後ろの方を重たくしてください。場合によってはトランクが開く車の場合は、トランクに人を乗せるとか物を乗せるとかです。
前輪駆動の場合は、前には人を乗せることができませんので、できるだけ前のタイヤに重たい重力がかかるように重さの配分を考えてください。
以前に後輪駆動の車ですが、滑って上がらないところをトランクを開け無理して3人の男性に乗ってもらいましたら、雪の坂道を上がって行くことができました。これは後輪が空転するので、後輪に多くの加重をかけたということです。
次に実際に滑ったらどうするかということですが、
まずは、タイヤの空転が始まります。この空転状態では車は滑り出して進みません。例外もあります。その空転により、タイヤの下の地面に触れてる分の雪がなくなり、道路の地面に当たることがありますが、でもこれは進むとまた雪の上ですので、同じことに繰り返しになりますのでよっぽど条件の良い場合でないとうまく行かないでしょう。
雪の上で脱出する時に、少し運転のテクニックがあります。それは車のタイヤを空転させない方法なんです。方法としてはアクセルを少しずつ踏んでゆっくりとタイヤを回転させすべらさせないようにするのです。これは凄いテクニックが必要です。ノーマルギアの車ですと比較的感覚はわかりやすいのですが、オートマチックの車は大変難しいです。ゆっくりと回転してタイヤを空転させないようにスタートするとうまく脱出できる場合があります。しかしこれも条件により左右されます。
雪道では車が滑って変な方向に向いてしまうので、出ようとする時に前輪のハンドルを切ることがあります。後輪駆動の車はものすごい抵抗になりますので、可能な限り直線に進むようにした方が良いでしょう。
車が動かなくなった場合は、何人か人がいる場合は人力による脱出。
近くに四輪駆動などの車がいた場合は、その車に牽引ロープで引っ張ってもらう。
いずれにしても普通タイヤでは、雪の上は走行することが不可能ということだけ頭においていた方が正解です。
私たち雪国の人間であっても、雪の上は普通タイヤではほとんど走ることができません。スタッドレスタイヤというタイヤを冬は常に装着しますが、それでも凍った道路などは普通タイヤと同じようにつるつる滑ります。大変危険です。
都会で雪が降るという予報が出た時は、前もって車の運転をやめるということが最良の方法です。しかし仕事ではそうもいかないと考えるが多いでしょうが、でも途中で車が立ち往生したらどうなんでしょう。また事故にでもあったらどうなんでしょう。その方がもっと大変じゃないでしょうか。
無理して事故に遭うより、第一に安全を考えることが大事だと思います。例えば大きな台風が来ると分かっていて出かけるでしょうか?それと同じことです。
雪の降りそうな時は車を出さない、ということは自分のためでもありますが、交通量が少なくなりますので道路も比較的運転しやすくなる可能性が高いです。人のためにもなるということを考えても良いのではないでしょうか。自分が車を出さないということは社会に貢献しているとでも考えましょうか。車を運転しないということも一つの運転方法なのでは!
そうそうそ書き忘れましたが、次のものは常時車に積んでおいてください。
牽引ロープがある方は牽引ロープ。量販店でも売っています。
防寒具、これは場合によっては雪の中車の中に泊まらなくてはいけなくなる場合もあるからです。車停車中にエンジンをかけっぱなしで寝てしまうと大変危険です。
作業用手袋、軍手でも良いですが、ゴム製の手袋なんかは防水ですので持っていると良いと思います。
それと上にも書きましたがスコップです。
くどい様ですが、雪の日は外に出ない。炬燵であったか!ニャーン
注意事項です。
自分の車が立ち往生している時、ほかの車が滑ってきて衝突もありますから、周りの様子を確認を常にしていることも重要です。思わぬもらい事故になる場合もありますから・・・・